6本できたツムを「かせ(単糸)」にしていきます。
まず、紡ぎ終えたツムを再び糸紡ぎ機にセットし、新しく作ったかせ取り機で巻き取っていきます。
ちょっと「かせ取り機」の紹介

三本の腕を開いて使うタイプで、1周が約1メートル。
上部にはカウンターが付いているので、巻き取った長さがひと目で分かります。
そしてこの かせ取り機、実はただいま試作中。
もう少ししたら販売できそうなので、お楽しみに…!
使わないときは折りたたんでとてもコンパクトに収納できるのも便利!
中央のハンドルを回しながら巻いていき、糸のつなぎ目は「はた結び」でつなぎます。
1本(7〜8g)で約50〜60mほどだったので、今回は合計約350mの糸になりました。
かせを外し、整える工程へ
巻き終わったらかせ取り機から外し、よりのかかっている方向へねじって整え、反対側の端にある輪っかに通して形を整えます。

次は、糸の撚りが戻らないように撚り止めを行います。
重曹を入れた鍋で糸を茹でていきます。
綿は油分と空気を含んでいるので最初はぷかぷか浮きますが、しばらくすると沈んできます。


10〜15分ほど茹でたら、水で軽くすすいで絞ります。
絞った糸を広げ、竿に通してしっかり引っ張りながら干していきます。
今回は棒の跡が付くのを避けたかったので、少し太めの棒(笑)を使用しました。
約3kgのおもりで引っ張るとのことで、両端に1.5Lペットボトルを2本ずつ吊るして乾かし、完成です!

