工房で育てた和棉(わめん)を100gもらったので、今度こそ「何か形にしたい!」と思い、初めての小物づくりに挑戦しました。
まずはコースターを作ったみたいと思います♪

まずは綿繰り(わたくり)
bolly木工房の綿繰り機を使って、綿と種を分けます。
100gの綿をなんと30分ほどで綿:25g、種:75gに分別完了!

今回初めてしっかりと綿繰りをしてみましたが、この綿繰り機専用種受け、すごいです!!
綿から外れた種は手前に落ちますが、そのままきれいに種受けに収まります。
周囲に散らからず、作業がとても快適でした。

カーディング(綿を整える)
次はカーディング。繊維の向きを整えて均一にする作業です。
今回は、完成間近の「ドラムタワー」で実践。25gの綿を6つ(1回約4g)に分けてカーディングします。
下から綿を入れてくるくる回します。下のドラムが1回まわる間に上のドラムは○回まわります。
その回転数の違いで、綿がほぐれてくるようです。
上のドラムに巻き付いたら、一旦外し再度下からいれ、1つにつき3回程度カーディングしていきます。
繰ったばかりの綿はくねくねした状態ですが、繊維の向きがそろいふわふわのまさに綿になります。


ほぐれた綿は棒に巻きつけて“しの”にして、糸紡ぎしやすい形に整えます。
今回は6つのしのができました。


糸紡ぎ
前回練習した糸紡ぎ機で、しの2つ分を1つのツムに紡いでいきます。
最終的にツムが3つ完成!


そこからかせ取り機でかせを作りました。
洋綿よりも途中で糸が切れやすく、細くなった部分が原因だったかもしれません。
でも、25gから170mの単糸が完成!カウンターって便利ですね♪


撚り止め
かせにした糸をそのまま煮て撚り止めをしました。
最初はぷかぷか浮いていますが、沈むようになってから5分ほど茹でて、水で冷まし、3kgの重りを付けて干します。




乾いた糸(単糸)をまきまきに巻いて、糸の完成です!!!
かぎ針でコースターづくり
できた糸でまずはかぎ針のレース編みでコースターを編んでみました。
太さのムラはあるけれど、これはこれで味ということで…♪

手織りにも挑戦
次に手織りのコースターを作ることに。
以前、参考のために購入していた市販の織り機を使ってみます。
経糸の間隔が広くてそのままでは綿糸には向かないのですが、二重に糸を張れば、整経台は使えそう!
綜絖の間隔は変えられないため、厚紙で自作しました!
今回作った綜絖は、上下動かし互い違いに横糸を通す仕組みです。


初めての手織りコースターが完成です!!
柔らかくて手触りも良い仕上がりになりました♪
